斎藤工、長編初監督作で至福の映画体験へといざなう『blank13』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第355回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、2月3日から公開の『blank13』を掘り起こします。


実話に基づく、ある家族の物語


幅広い演技力と溢れ出るような大人の色気で観客を魅了する俳優、斎藤工。クリエイターとしても“齊藤工”名義で、映画監督・写真家など幅広く活躍しています。

多才な彼だけに、いつか長編映画を手がけるだろうと誰もが予測していたでしょうし、その日を心待ちにしていた人も多いはず。そんな齊藤監督がついに放った長編初監督作品、それが『blank13』です。


13年前に突然蒸発した父の消息が判明した。しかし、がんを患った父の余命はわずか3ヶ月。それでも母と兄は借金を残して去った父に会おうとはしなかったが、幼い頃に一緒にキャッチボールをしてくれた優しい父の記憶が忘れられないコウジは病院を訪れ、再会を果たす。

それから3ヶ月後、父はこの世を去った。その葬儀当日、参列者が語る父親のエピソードから、家族が誰一人として知らなかった父の真実が明らかになっていく…。


本作には齊藤監督が信頼を寄せる俳優たちが集結。主人公のコウジ役には高橋一生、コウジの彼女役に松岡茉優、失踪した父親役にリリー・フランキー、母親役に神野三鈴、斎藤もコウジの兄役で出演。さらには日頃から親交を深めている芸人たちがシーンの随所で“いい味”を出しています。

またスタッフにもスチールで世界的フォトグラファーのLESLIE KEE、音楽監督で俳優・ミュージシャンとして活躍する金子ノブアキが参加。豪華キャスト陣と多彩なスタッフによるスペシャルな化学反応も功を奏し、家族の物語を真摯に丁寧に紡いでいます。


ストーリーのもととなっているのは、齊藤監督の短編『バランサー』の脚本を担当した放送作家・はしもとこうじの実体験。

家族の誰もが知らなかった父の姿を知り、13年間という“空白”が少しずつ埋まっていく。それは決して特別ではないかもしれないけれど、“家族”という普遍性が確かに存在しています。

映画監督・齊藤工がいざなう至福の映画体験、あなたも是非。


blank13
2018年2月3日からシネマート新宿にて公開、2月24日から全国順次公開
監督:齊藤工
出演:高橋一生、松岡茉優、斎藤工、神野三鈴、佐藤二朗、リリー・フランキー ほか
©️2017「blank13」製作委員会
公式サイト http://blank13.com/

連載情報

Tokyo cinema cloud X

シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。

著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/


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