役所広司×松坂桃李×江口洋介、これが俺たちの本気じゃ。『孤狼の血』

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【しゃベルシネマ by 八雲ふみね・第407回】

さぁ、開演のベルが鳴りました。
支配人の八雲ふみねです。
シネマアナリストの八雲ふみねが、観ると誰かにしゃベリたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。

今回は、5月12日から公開の『孤狼の血』を掘り起こします。


平成の時代に放つ、昭和の熱き男たちの物語


昭和63年、暴力団対策法成立直前の広島・呉原。この土地にはいまだ暴力団が割拠しており、新たに進出してきた広島の巨大組織・五十子会系の加古村組と地場の暴力団・尾谷組との抗争がくすぶり始めていた。

そんな中、加古村組関連の金融会社社員が失踪する。所轄署に配属になった新人刑事・日岡秀一は、マル暴のベテラン刑事・大上章吾とともに捜査にあたるが、この失踪事件をきっかけにヤクザ同士の抗争がますます激化していく…。


2015年、発売するやいなや瞬く間にベストセラーとなった柚月裕子による「孤狼の血」。「警察小説×仁義なき戦い」と評されるこの小説は、広島の架空都市・呉原を舞台に、刑事、やくざ、そして女がそれぞれの矜持を胸に戦う生き様を緻密な構成と卓越したリアリティで綴った、正統派ハードボイルド小説です。

アウトローがアウトローとして生きることが許された時代を色濃く描いた人気小説を、鬼才・白石和彌監督で映画化。しかも製作は、あの『仁義なき戦い』シリーズを世に放った東映。これはもう、否応にも期待が高まるというものです!


主人公の大上章吾を演じるのは、日本映画界の名優・役所広司。その確かな演技力ゆえ様々な作品に引っ張りだこ。“演じたことがないキャラクター”なんてないのでは…と思えるほど多彩な活躍ぶりですが、今回演じるのはマル暴デカ。これほどまでに男臭く荒々しくも強烈なインパクトを残すキレッキレの役所広司が実に新鮮。近年観たどの役所広司よりもカッコいい! と、誰もが感嘆の声をあげることでしょう。

その相棒となる新人刑事・日岡秀一には松坂桃李。振り切った演技を見せる役所広司を相手に、力強い演技で観客を魅了します。

共演には尾谷組若頭・一之瀬守孝役の江口洋介をはじめ、中村獅童、ピエール瀧、竹野内豊、石橋蓮司らが集結。また「クラブ梨子」のママ・高木里佳子を艶やかに演じる真木よう子が男社会に咲く花のように美しく、特筆モノです。


「これぞ東映ヤクザ映画!」といったテイストのバイオレンス・ムービー。最近の映画は、なんだか“血の気”が足りなくて…。なんてフラストレーションを抱えている人も納得の熱量を、是非劇場で体感して。


孤狼の血
2018年5月12日から全国ロードショー
監督:白石和彌
原作:柚月裕子(「孤狼の血」角川文庫刊)
出演:役所広司 、松坂桃李、真木よう子、音尾琢真、駿河太郎、中村倫也、阿部純子、中村獅童、竹野内豊、滝藤賢一、矢島健一、田口トモロヲ、ピエール瀧、石橋蓮司、江口洋介 ほか
©「孤狼の血」製作委員会
公式サイト www.korou.jp

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