世界最古の鍵『エジプト錠』は外見だけでは開け方がわからない
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『鍵』に関する基礎知識
それぞれの名前と役割
『錠』『鍵』とは
ドアや引き出し、金庫などに取り付けて、鍵で開け閉めする装置を『錠(じょう)』と言います。
『錠前(じょうまえ)』や『ロック(LOCK)』とも呼ばれています。
その『錠』を開け閉めする時に使うもので、持ち歩くことが出来るのが『鍵(KEY)』です。
『シリンダー』
そんな鍵を差し込む穴の部分は『シリンダー』と呼ばれています。
“鍵を掛ける・鍵を締める”という言葉をよく耳にしますが、正しくは“錠、または錠前を掛ける・締める”だそうです。
『サムターン』
ドアの内側に取り付けられていて、鍵を掛けたり開けたりする時に使う、ツマミのようなもののことを『サムターン』と言います。
これは『親指(サム)』と『人指し指』でつまんで回転(ターン)させることから、この名前が付いたそうです。
犯罪の手法の1つで、ドアに穴を開けて、そこから器具を入れて『サムターン』を回して錠前を開けることを『サムターン回し』と言います。
これが今、防犯の面でとても問題になっています。
最古の鍵は『エジプト錠』
木で出来た鍵とピン、『閂(かんぬき)』で構成
鍵は宝物や食料といった、大切なものを守るために作られました。
歴史はとても古くて、紀元前2,000年頃には既にあったそうです。ですので、4,000年以上もの歴史があります。
“最古の鍵”とされているのは『エジプト錠』です。
木で出来た鍵とピン、『閂(かんぬき)』で構成されています。
『閂』とは、門や扉が開かないように、内側から閉じるために使う横に渡した木の棒のことです。
左右の扉や、門の内側に付けた金具に通して使います。
『エジプト錠』の仕組みはシンプルですが、外見だけでは開け方が分かる人はいないそうです。
(2018年6月4日放送分より)
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