ヤマタノオロチ伝説 スサノオとギリシャ神話の意外な共通点
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ヤマタノオロチとヒュドラ。日本の神話とギリシャ神話の共通点とは?
ヤマタノオロチとヒュドラは、どちらも複数の首を持つ蛇の怪物
スサノオノミコトに退治されたヤマタノオロチは、首が8つ
「スサノオノミコト」という名前を聞いたとき、ヤマタノオロチの逸話も一緒に思い出す人は多いのではないでしょうか。ヤマタノオロチといえば、8つの首をもったおそろしい蛇の怪物です。スサノオは機転を利かせ、8つの首それぞれに酒を飲ませて、眠らせたところを退治するという逸話ですよね。
ギリシャ神話のヘラクレスに登場するヒュドラは、首が9つ
実はこの伝説と共通点を持った神話がもう一つあります。こちらも大変有名なギリシャ神話「ヘラクレス」に登場する、ヒュドラの逸話です。ヒュドラはヤマタノオロチと同じく、多数の首を持った蛇の怪物です。諸説ありますが、ヒュドラの首の数は9つあり、中央の首は不死の力を持っていたともされます。複数の頭を持つ蛇の伝説は世界各地にありますが、英雄に退治されるという共通点で言えば、この2つが特に有名ではないでしょうか。
イザナギ・イザナミとオルフェウスにも共通点がある
また、日本ではイザナギ・イザナミ、ギリシャ神話ではオルフェウスの逸話にも、実は共通点があります。「黄泉の国(冥界)へ行く」「見てはいけない、あるいは振り向いてはいけないという禁を破る」というものです。加えてどちらも「愛する妻」を思ってこそ、という皮肉な点も似通っているのです。
遠く離れた日本とギリシャの神話ですが、一つ一つの話をよく見てみると、どの神様も意外と似たような境遇に立っていたのかもしれませんね。神々しく力強く、そしてどこか人間くさいからこそ、神話の神様たちは今もずっと愛され続けているのでしょう。
2018年8月1~3日検見川神社で「神社例祭」(終了)
暑い夏、どのようにお過ごしですか?千葉県でも各地でお祭りや花火大会が盛んに行われていますが、八方除・諸願成就でおなじみの検見川神社では、8月1日(水)から3日(金)まで恒例の神社例祭が行われています。
例祭は主祭神スサノヲノミコトをお祀りする祭典で、検見川神社の年中行事の中でも最大の催しです。検見川町内の夏祭りとして古くから親しまれており、毎年大勢の人で賑わいます。お神輿も町内に繰り出し、夜遅くまで賑わうそうです。
また、例祭の期間中、検見川神社の境内では「ほおづき市」が開催されています。鉢に入った短冊つきのほおづきが並べられ、夏を彩る風物詩として涼しい気持ちを味あわせてくれます。
検見川神社へは、JR総武線「新検見川駅」または、京成千葉線「検見川駅」から歩いてすぐです。
検見川神社社務所
千葉市花見川区検見川町1-1
TEL:043-273-0001
FAX:043-273-0002
電話受付時間 8時30分~18時00分
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