日本のSLが「黒」で統一されている理由

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「ハロー千葉」では、千葉のイベント情報に合わせて、耳より情報を紹介する。今回は、「成田ゆめ牧場」から本物のSL運行イベントや、秋の味覚狩りなどの話題だ。

日本のSLが「黒」で統一されている理由
皆さん、「SL」と聞いて何色を思い浮かべますか?
日本では、ほとんどの方が「黒」と答えるのではないでしょうか。

日本でSL(蒸気機関車)を探してみると、そのほとんどが「黒」色を選択していると思います。
しかし、海外のSLを調べてみるとかなりカラフルなものもあり、なかにはピンク一色という派手なカラーもあるほど。もちろん黒も多いですが、日本ほど統一されている感じは見受けられません。
有名な「機関車トーマス」も、キャラクターによって全く違うカラーで塗られていますよね。

なぜ日本は、「SLといえば黒」なのでしょう?
一般的な理由とされているのは、「国鉄の制定色だったから」という理由が大きいようです。

厳密には完全な黒ではなく、やや明度を上げた色だそうですが、日本では鉄道の創始期から使用されている色です。
黒は「蒸気機関車」の装甲を塗るのにとても合理的な色でした。そもそもSLはほとんどがでできていますので、全体的に錆びやすく、ススやホコリで汚れやすくもあります
その点、カラフルな塗料より、黒は汚れがかなり目立ちにくく、メンテナンスに優れています。

また、煙突の周辺はかなり高温になりますので、耐熱の効果も求められます。当時の黒色は、塗料技術のなかでも耐熱性に優れていたのかもしれません。
などが黒いのも、錆止めや耐熱性の利点で定着したのでは、と言われていますね。

今では様々な防錆、耐熱が期待できる塗料がありますので、また違ったカラーリングも楽しめるかもしれないですね。
しかし、黒一色の蒸気機関車が音を立てて走っていくのは、やはりロマンがあるような気がします。

日本のSLが「黒」で統一されている理由
太陽がようやく優しい表情を浮かべるようになった成田ゆめ牧場です。

一年で一番気持ち良い季節の到来ですね! そんな牧場の三連休は、収穫の秋らしく栗拾いなどの「秋の味覚狩り」が楽しめます。
16日17日は本物のSL蒸気機関車が力強く走るなど、イベント盛りだくさんで皆様をお待ちしております。

さらに、皆様をお待ちしているのは人だけではありません。
牧場のニューフェイスたちをご紹介しましょう!

ゆめ牧場では沢山の動物たちがのんびり過ごしていますが、ここに「フクロウ」さんが仲間入り。種類はメンフクロウといい、同じ部屋には可愛らしい「ハリネズミ」さん、「チンチラ」さんも同居中!

その名も「手のひらハウス」で皆様をお待ちしています!
ただし、とっても繊細な動物たちなので鑑賞時間が限られています。牧場の超レアキャラですよ。
事前にホームページで時間帯を確認してから会いに来てくださいね!

成田ゆめ牧場
〒289-0111 千葉県成田市名木730-3
詳細はこちら

【ハロー千葉】

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