海外で「フライドポテト」は“揚げたジャガイモ1個”という意味に…
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意外と知らない『和製英語』
かけ離れた意味になる場合も
『コインランドリー』
『コインランドリー』は『coin(お金)』と、“洗濯する”という意味の『laundry』を合わせた和製英語です。
直訳すると“コインを洗う”になりますので、日本人がイメージする“お金を入れて動く自動洗濯機”とはかけ離れたモノになってしまいます。
英語では『Laundromat(ランドロマット)』と言います。この言葉は『laundry』と『automatic』の2つの言葉から誕生したと言われています。イギリスでは『launderette』です。
『ヘルスメーター』
体重を計るときに使う『ヘルスメーター』も和製英語です。
英語では『bathroom scale(バスルーム・スケール)』です。直訳すると“お風呂場で使うはかり”です。
『ヘルスメーター』の場合、体重計と言うよりも血圧計ですとか、“健康のレベルを測定する器具”だと思われてしまいます。
『フライドポテト』『ポテトフライ』
『フライドポテト』も和製英語です。『フライドポテト』ですと、私達がイメージする“細長く切ったジャガイモを油で揚げたもの”ではなくて、“揚げたジャガイモ1個”という意味になってしまいます。
アメリカでは『French fries』、イギリスでは『chips』です。
日本で言う『フライドポテト』は、元々はフランス料理の付け合わせで、それがアメリカに伝わったとき、フランスから来た食べ物なので『French fries』と呼ぶようになった…と言われています。
『ポテトフライ』も同じように和製英語です。
■杏樹の感想
この番組で、ある特定の言葉や名前をご紹介するとき、“実はこれは和製英語です”といったように注釈をつけることが何度かあります。そんなところから今回、和製英語をテーマにしました。
和製英語の場合、日本では普段からあまりに自然に使われているので、つい海外でも通じるものと思ってしまいますが、実際は通じないところが何とも悩ましいです。私も英語を習いたての頃、英語と和製英語があることにとても苦労しました。
逆に、日本に来られる外国人の方は和製英語を聞かれてどう思われるのか? 機会があったらぜひ聞いてみたいです。
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