癒されたいと思ったら~水族館へ行こう

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黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、水族館プロデューサーの中村元が出演。今後の水族館について語った。


黒木)今週のゲストは水族館プロデューサーの中村元さんです。水族館は今後、新しい時代に合わせて変わって行くものですか?

中村)変わって行くでしょうね。一時は、どんどん巨大化していた時代がありました。それは巨大化という変わった道だったのですが、これからは小さい水族館が新たにできて来るだろうなと思います。人に来て貰うための中核施設という形で、小さな水族館ができて行くでしょうね。そのときに個々の魚を見せるのではなく、水中をどのように見せるかという展示の仕方に変わるのだろうと思います。

黒木)新たな水族館を提案して行くという考え方なのでしょうか?

中村)昔は教育的な水族館、博物館というものが増えていたのですが、これからは教養が必要ではないかなと思います。教養文化ですよね。「水中というものを常に頭のなかに置いておきましょう」「そこに生物がいることをいつも思っていましょう」という教養が、これからは世界中の人たちに大切になると思うのです。それをいかに見せることができるか。どうしても小さい水槽だとか小さい水族館で水中、海の世界や川の世界を見せなくてはいけませんから、小さい水槽なのに広く見せる技術が大事になるだろうと思います。僕のそういう考え方がいいなと思って「教えてほしい」と言って来る人が多くなってきました。自分たちで門下生と言ってくれる子たちが全国の水族館に居て、その内の2人はもう館長になっています。これからは「見せる為にはどうしたらいいか」という水族館は全国で増えるだろうと思いますし、小さくてもお客さんが沢山来たり、小さくても水中を感じられる水族館が増えると思います。

黒木)これからの目標を教えてください。

中村)水塊展示ができる人、あるいは水族館で教養や文化を伝えて行きたいと思う人。そんな若い仲間を増やしたいですね。僕も62歳になりました。そろそろそんなに仕事ができないなと思いますので。

黒木)育てて行くということですね。

中村)はい。若い人たちを一生懸命育てています。門下生を育てて飯を食わせて。立派になったら俺を養ってくれよ、みたいな。

黒木)水は気持ちの安らぎになる、心が豊かになるという話も勉強になりました。

中村)ダイビングに行かれる方がいらっしゃいますよね。あれは地球に包まれたいということなのだと思います。

黒木)地球に包まれたい。

中村)広々とした海を感じて。それを、服を着たままそれほど遠くに行かなくても気軽にできますよというものが水族館です。

黒木)ダイビングできなくても。

中村)はい。

黒木)ちょっと私も行ってみます。


中村元/水族館プロデューサー

■1980年、成城大学卒業後、(株)鳥羽水族館に入社。アシカトレーナーから企画室長、新鳥羽水族館プロジェクトの責任者をへて、副館長に。
■2002年、鳥羽水族館副館長を退任、退職。新江ノ島水族館プロジェクトのアドバイザーに。2008年まで新江ノ島水族館、展示監督。
■現在、東京コミュニケーションアート専門学校教育顧問(ドルフィントレーナー学科講師)。

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