【しゃベルシネマ by 八雲ふみね 第748回】
さぁ、開演のベルが鳴りました。支配人の八雲ふみねです。シネマアナリストの八雲ふみねが観ると誰かにしゃベりたくなるような映画たちをご紹介する「しゃベルシネマ」。
今回は、2019年お正月映画、洋画の大本命!『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』を掘り起こします。
スカイウォーカー家を巡る壮大なサーガが、“究極のフィナーレ”を迎える!
1977年、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』が全米公開されてから42年。
“『スター・ウォーズ』の新たな3部作”としてスタートした『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』に続く3部作の最終作であり、『スター・ウォーズ』シリーズ9作品の集大成でもある『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、大ヒット公開中。
ハリウッドの偉大なる巨星ジョージ・ルーカスの手によって生み出されたこの壮大なサーガが、ひとつのフィナーレを迎えます。
脚本・監督を務めるのは、新3部作の序章となった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を手がけ、伝説的なシリーズを再始動させたJ.J.エイブラムス監督。
1度は制作総指揮に回ったエイブラムス監督ですが、スカイウォーカー家のサーガに幕を下ろすために、再び監督・脚本にカムバックしました。
これまでシリーズを彩ったキャラクターたちは、もちろん本作でも登場。祖父ダース・ベイダーの遺志を受け継ぎ、銀河の圧倒的支配者となったカイロ・レン、フォースの力を覚醒させたレイ、R2-D2、C-3POといったドロイド、生きる英雄レイア将軍、天才パイロットのポー、元ストームトルーパーのフィン、そしてレジスタンスの同志たち。
またハン・ソロの永遠の好敵手であるランド・カルリジアンが、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』以来再登場するのも、ファンならずとも嬉しいところ。
それだけでなく、2016年に逝去したキャリー・フィッシャー演じるレイアの姿も。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で未使用だった映像を用いての出演とのことですが、その生き生きとした美しい姿は観る者の心も大きく揺さぶります。
世界の映画史に多大なる影響を与えて来たシリーズでありながら、登場人物の固有名詞がタイトルに組み込まれるのは、『スター・ウォーズ』の長い歴史のなかでも今作が初めて。そのことからも『スター・ウォーズ』の歴史を語るにおいて、本作が極めて重要なポジションを占める作品だということを証明していると言えるでしょう。
もはや映画の枠を超えたエンターテインメントとなった『スター・ウォーズ』の歴史の結末を、その目で確かめて。
『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
2019年12月20日(金)から全国ロードショー
脚本・監督・製作:J.J.エイブラムス
脚本:クリス・テリオ
出演:
[レイ]デイジー・リドリー(永宝千晶)
[カイロ・レン]アダム・ドライバー(津田健次郎)
[フィン]ジョン・ボイエガ(杉村憲司)
[ポー・ダメロン]オスカー・アイザック(小松史法)
[ルーク・スカイウォーカー]マーク・ハミル(島田敏)
[レイア・オーガナ]キャリー・フィッシャー(高島雅羅)
[ランド・カルリジアン]ビリー・ディー・ウィリアムズ(若本規夫)
[マズ・カナタ]ルピタ・ニョンゴ
[ハックス将軍]ドーナル・グリーソン
[ローズ・ティコ]ケリー・マリー・トラン
[チューバッカ]ヨーナス・スオタオ
[C-3PO]アンソニー・ダニエルズ(岩崎ひろし)
[コニックス]ビリー・ラード
[ゾーリ・ブリス]ケリー・ラッセル(甲斐田裕子)
[ジャナ]ナオミ・アッキー
[プライド元帥]リチャード・E. グラント(金子由之)
※ ()は、日本語吹き替え版声優
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公式サイト https://starwars.disney.co.jp/movie/skywalker.html
連載情報
Tokyo cinema cloud X
シネマアナリストの八雲ふみねが、いま、観るべき映画を発信。
著者:八雲ふみね
映画コメンテーター・DJ・エッセイストとして、TV・ラジオ・雑誌など各種メディアで活躍中。機転の利いた分かりやすいトークで、アーティスト、俳優、タレントまでジャンルを問わず相手の魅力を最大限に引き出す話術が好評で、絶大な信頼を得ている。初日舞台挨拶・完成披露試写会・来日プレミア・トークショーなどの映画関連イベントの他にも、企業系イベントにて司会を務めることも多数。トークと執筆の両方をこなせる映画コメンテーター・パーソナリティ。
八雲ふみね 公式サイト http://yakumox.com/