水陸両用の『忍者バス』で、くノ一が箱根・芦ノ湖を案内?
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ニッポン放送「週刊 なるほど!ニッポン」(3月8日放送)では、「水陸両用の『忍者バス』で箱根・芦ノ湖を周遊! ガイドをするのは『くノ一』!?」というトピックスを紹介した。
江戸時代、当時の東海道で“最大の難所”と言われた、“箱根八里”。一里が4km弱のため、八里で約32kmとなる。「小田原宿」と「三島宿」を結ぶ約32kmの間に箱根の峠があり、江戸時代だと人によっては1日で歩いたと言われている。
そんな箱根の豊かな自然に囲まれ、富士山も臨むことができる観光スポットが、芦ノ湖周辺だ。今回注目するのは、伊豆箱根バスが運行している水陸両用の『忍者バス』。そのバスには、「くノ一」が忍び込んでいるとか。
『忍者バス』でガイドをされている友光莉奈さんに、立川晴の輔が話を伺った。
晴の輔:「忍者バス」の正式な名称はあるのですか?
友光:『水陸両用NINJA BUS “WATER SPIDER”』です。
晴の輔:どのようなコースを周遊するのでしょうか?
友光:『箱根園』『元箱根』の2ヵ所の出発地があり、乗る場所によって運航ルートの順番が変わっていて、陸地を走った後に『お水』に入ります。
晴の輔:何人乗りぐらいのバスなのですか?
友光:43名乗りです。
晴の輔:噂によると、忍者バスに「くノ一」が忍び込んでいるとか。
友光:はい、『くノ一』がいます。私もそのうちの1人です(笑)。
晴の輔:「くノ一」とは、バスガイドさんということですか?
友光:そうです。いまは4人おります。
晴の輔:「くノ一名」のようなものはあるのですか?
友光:人によって違うのですけれど、私は「おれい」です。他には「おゆみ」さんがおります。あとの2人は普通の名前です(笑)。箱根の隣、小田原の北条氏に仕えていた『風魔小太郎』という伝説の忍者がおりまして、そこから『忍者バス』が生まれました。
晴の輔:「くノ一」らしいサービスなどはあるのですか?
友光:忍者というと『手裏剣』を思い浮かべるお客様が圧倒的に多いので、『くノ一』によってなのですけれど、途中で『手裏剣』が飛んで来る忍者バスがあります。
晴の輔:観光しているときに手裏剣が飛んで来る?
友光:はい(笑)。『くノ一』によっては、最後に手裏剣をプレゼントすることもあります。
晴の輔:外国から来られたお客様の反応はいかがですか?
友光:海外からのお客様は、楽しまれている方が多いですね。特に入水時はとても迫力があり、大変喜んでいただいています。
晴の輔:普通のガイドと違って、「くノ一」ガイドはしゃべり方も違うのですか?
友光:バスガイドさんは少し固いイメージがあるかもしれませんが、私は『忍者バス』では、かみ砕いた話し方です。
晴の輔:ぜひ友光節を聴きたいです!
友光:それでは、「忍者バス」が入水するところを…。『これから、ちょっと狭いところを通って行きたいと思います。運転手さんにとってすごく難しいポイントなので、みなさんよく見ておいてくださいね。ちなみに運転手さん、無事に通れる可能性ってどれくらいですか? 30%? ドキドキしちゃうけど、行きましょ~!』
晴の輔:「くノ一」というよりは「ジャングルクルーズ」ですね!
友光:わかりました?(笑)
晴の輔:「くノ一」が乗っているとわかっていて、お客さんは乗車されているのですか?
友光:お客様はバスの『車体』を見て来られる方が多くて、『くノ一』が乗っていることはほとんど知らないですね。
晴の輔:それでは、突然出て来たらビックリされるかもしれませんね。忍者の格好は何色なのですか?
友光:日によっても違うのですが、基本的には『黒』と『赤』の2色です。私は、ほぼ『赤』を着ています。
晴の輔:外国人観光客の反応などはどうですか?
友光:ビックリされる方が多くて、バスに乗らなくても一緒に写真を撮ったりします。
晴の輔:出発の時間に遅れそうになったり。
友光:たまにはありますが、いつもみなさんにお声がけしていただき嬉しいですね。