フランスの生活や文化に詳しい、ミヨシコーポレーショングループ会長・ゴーラン三好玲子氏が、パリにおける「新型コロナウイルス」を取り巻く現状について語った。
3月26日のニッポン放送「安東弘樹 DAYS」(木曜13時~)に出演したゴーラン氏は、フランス・パリに住む日本人アーティストの友人と電話をしたことを明かし、その内容を語った。
日本時間25日の段階で、1週間半近く外出禁止令が出ているパリ(※編集部注:27日現在、外出禁止令の期間は4月15日まで延長された)。運動不足解消のためのジョギングをするとしても、外に出ていられる時間は1時間まで、距離も1日1キロまでと決まっているという。「例外的外出証明証」を持っていなければ、135ユーロ、日本円で約1万6000円あまりの罰金が課せられ、その対策による効果は出ているとのこと。
また、ラジオでは約30分に1回、「手洗いをする」「ビズ(頬と頬のキス)をやめる」「握手をやめる」「ティッシュは何度も使わず、1回1回捨てる」などの細かい注意喚起が行われているという。
なお、日本までの状況ではないものの、パリでもトイレットペーパーが不足しており、食料と物々交換をしている人もいるとのことだ。
フランス・パリにおける細かい対策や具体的な指示について「ここまで国が徹底してやったら、従わなけれならない気持ちになってしまう」と語ったゴーラン氏。パリの友人から預かった「日本がとても心配です。花見で浮かれている人たちが出てきたら……。そこは徹底的に考えないと、パリみたいになってしまいますよ」との日本人へのメッセージを紹介し、注意を促した。
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