黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、パン料理研究家・パンマニアの片山智香子が出演。パン屋をめぐる楽しさについて語った。
黒木)今週のゲストは、パン料理研究家でパンマニアの片山智香子さんです。今回も「2020年に食べるべきパン」をご紹介ください。
片山)サンドイッチです。恵比寿にある「THE PIG & THE LADY」というベトナム料理屋さんなのですが、「牛肉バインミー」です。
黒木)いただいてみます。どうやって食べるのですか?
片山)スープをディップして食べます。
黒木)ベトナムの味がするのですか?
片山)バインミーはベトナム風サンドイッチのことです。フランスパンは軽めで、なかに入っているのは牛肉と、緑色のものはパクチーです。もともとはハワイの人気店で、日本では去年(2019年)の11月30日にオープンしたばかりです。最近バインミーの専門店がいくつかできているのですが、ここはスープにつけるスタイルで他と異なるため、今回紹介したいと思いました。
黒木)最高です。ありがとうございます。
片山)よかったです。専門店のバインミーとは一味違います。これ以外にも、バーベキュー味や野菜のものなどがあり、野菜のものはディップしますが、それ以外はディップスタイルではありません。
黒木)パンの地域性という話をしたいのですが、とにかくいろいろなところに行ってらっしゃるわけでしょう? 地域によって流行は変わるのですか?
片山)関西では、同じ食パンを食べても甘めが多いです。関西は甘いものが好きなのかなと感じました。福岡では、どこに行っても明太フランスがあります。また北海道ではちくわパンというように、ご当地によって特色あるパンが置いてあります。
黒木)土地ならではのパンということですね。パン友とはどうやって知り合ったのですか?
片山)「パン屋さんめぐりの会」という会があり、フェイスブックで2万人のフォロワーがいます。よく「みんなでめぐるのですか?」と言われますが、それは難しいので、それぞれがめぐって情報発信をしています。いまは月に1回、食べ比べのイベントを開催しています。
黒木)楽しそうですね。
片山)かなりディープです。参加している方は、私と同じくらいのパンオタクです。普通の人には気持ち悪がられます。ただ、このイベントに来るとみんなが同じなので、細かな説明をする必要がありません。「あそこに行った」ですべて会話が成り立つので、傍から見ると気持ち悪いかもしれませんが、本人たちは楽しいです。主催者が間に入らなくても勝手に盛り上がってくれます。
片山智香子(かたやま・ちかこ)/パン料理研究家・パンマニア
■国内外を旅して、食べ歩いたパンは1万個以上というパンマニア!
■2006年にパン教室「ケセラセラ」を開講。ボウル1個でつくる手軽さが話題を呼び、生徒数は述べ2000名を超える人気に!
■全国のパンを紹介する日本最大級コミュニティー「パン屋さんめぐりの会」を主宰。
■著書に『ボウルで3分こねるだけ!ラク!早!カンタン!おうちパン』、『愛しのパン』などがあり、テレビや雑誌など数多くのメディアにも出演。
■羽田空港が好きすぎて、毎日のように通う「羽田空港マニア」の一面もある。
番組情報
毎朝、さまざまなジャンルのプロフェッショナルをお迎えして、朝の活力になるお話をうかがっていく「あさナビ」。ナビゲーター:黒木瞳