静岡駅「親子めし」(780円)~ひさびさの新幹線でおトクに行く静岡

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】

静岡駅「親子めし」(780円)~ひさびさの新幹線でおトクに行く静岡

923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」、東海道新幹線・新富士~静岡間

昼下がりの東海道新幹線を「ドクターイエロー」が駆け抜けて行きます。
普段は青と白の新幹線が走るなかに、突然黄色い新幹線がやって来ると、子供たちや保護者の皆さんは大感激!
ドクターイエローに出会えた偶然もさることながら、親子の皆さんのほほえましい光景も、幸せのおすそ分けをいただいたような気分になるものです。

静岡駅「親子めし」(780円)~ひさびさの新幹線でおトクに行く静岡

親子めし

そんな親子のふれあいを見かけたら、ひさびさに静岡駅弁の「親子めし」(780円)をいただきたくなりました。
明治22(1889)年創業の「東海軒」が、製造・販売している駅弁です。
描かれたニワトリに「親子めし」と書かれた紙蓋が紐がけされた、ちょっぴりレトロな包装。
東海軒によると、平成6(1994)年発売で、着々とロングセラーの道のりを歩んでいます。

静岡駅「親子めし」(780円)~ひさびさの新幹線でおトクに行く静岡

親子めし

【おしながき】
・桜飯
・鶏肉
・玉子そぼろ
・筍
・蒲鉾
・グリーンピース
・煮物(蒟蒻、人参、蓮根、ごぼう、ふき、麩)
・胡瓜漬け
・桜漬け

静岡駅「親子めし」(780円)~ひさびさの新幹線でおトクに行く静岡

親子めし

ふたを開けると、黄色い玉子そぼろが飛び込んできて、パァーッと明るい気分になります。
甘めに味付けられた玉子そぼろが、昔、母親がつくってくれたお弁当を思い出させます。
でも、玉子のふんわり感や、上品な鶏肉の味付けは、さすが、駅弁屋さんのプロの技。
静岡ではおなじみ「桜飯(醤油ご飯)」の間に載せられている、細かく刻まれた筍・蒲鉾が、世代を超えて親子で盛り上がる、“ドクターイエロー”のような駅弁かも知れませんね。

静岡駅「親子めし」(780円)~ひさびさの新幹線でおトクに行く静岡

旅行商品「ひさびさ旅割引 日帰り1day静岡 ふじのくに家康公きっぷ付(中部)」

万全のメンテナンスで安全・安定輸送を誇る、日本の大動脈・東海道新幹線。
そんな東海道新幹線をお得に旅できる旅行商品がJR東海ツアーズから出ています。
ひさびさ旅」と銘打たれたこのプラン、日帰り・宿泊など、エリアごとにさまざまな設定があり、「日帰り1day静岡」は、ひかり号利用可で東京からの往復が8400円となっています。
東京駅などにあるJR東海ツアーズの店舗では、前日購入可能なのが有難いですね。

静岡駅「親子めし」(780円)~ひさびさの新幹線でおトクに行く静岡

373系電車・特急「ふじかわ」、東海道本線・草薙~東静岡間

これに付いてくる「ふじのくに家康公きっぷ」を利用すると、東海道本線・富士~掛川間、身延線・富士~下部温泉間、静岡鉄道全線、三保松原への路線バスや伊豆半島への駿河湾フェリーなども乗り放題(特急料金は別払い)。
東京~静岡間が指定席利用片道4200円相当で、駅弁代も往復分を捻出できます。
万全の対策をしたら、ひさびさに新幹線を使って、鉄道の旅を楽しんでみませんか?

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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