ニッポン放送「草野満代 夕暮れWONDER4」(2月5日放送)で、「しもやけ」に関して医師が回答した。
番組に寄せられた健康の疑問『毎年、冬になると困るのがしもやけです。手がむず痒いし、痛いし、洗い物をするときも大変でストレスです。この前、主人にこの話をしたら、「しもやけになったことがない」と言っていました。しもやけって、なる人とならない人がいるのでしょうか? どうしてなるのか、予防法などがあれば聞きたいです』に対して、医師が回答した。
しもやけは、寒さで血行が悪くなり生じる症状です。特に手、指、足に発症しやすく、肌が露出している頬、鼻先、耳たぶなどもできやすい部分です。
大人よりも子ども、男性よりも女性がかかりやすいと言われています。気温が5℃前後で、1日の気温差が10℃以上の時期によく起こります。
しもやけの原因は、もちろん冷たい空気にさらされることですが、同じような状況でも、しもやけを起こしやすい人と起こしにくい人がいます。
冷たい空気にさらされた後の血流の障害の程度と、そこからの回復には遺伝的な差があって、しもやけになりやすい体質の人と、なりにくい体質の人がいると考えられています。
しもやけの治療には、ビタミンEの塗り薬が使われます。症状が強かったり広範囲にわたる場合、また毎年しもやけを繰り返す人などには、ビタミンEの飲み薬も有効です。
しもやけになりやすい人は、冬に外出する際、手袋、マスク、耳当てなどの防寒具でしっかりと冷気を避けるように気をつけて下さい。
回答協力:東京衛生アドベンチスト病院
番組情報
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