実は絶滅危惧種に指定されたマツタケ! 食べられないの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「マツタケ」です。
去年2020年の7月、国際自然保護連合は、絶滅の恐れがある動物や植物をまとめた『レッドリスト』の最新版を公表しましたが、マツタケが「絶滅危惧種」に指定されたことが分かりました。
「絶滅危惧種」に指定されたことで、マツタケを採ったり食べたりすることが制限されるわけではありませんが、保護する必要があるそうです。
日本でもマツタケの生産量がこの70年間で大きく減っていますが、その理由の1つに“山の環境の変化”というのがあるそうです。どういうことかといいますと、昭和の中頃までは山林にある木や枝、落葉が燃料や肥料として使われていました。常に山に人の手が入っていたことで、山の土地は乾いて痩せていたそうです。
実はこうした“乾いて痩せた土地”を、マツタケやアカマツは好むんだそうです。ところが石油やガス、電気が普及し、さらに肥料も人工的に作られるようになったことで、人の手が次第に入らなくなりました。そうなると土が栄養豊かになって、他の木や微生物が増えることでマツタケやアカマツが生息しづらくなるそうです。
他にも、松の木の伝染病によって木が枯れてしまうといった被害も要因なんだそうです。
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