「鼻血の対処法」に関して、ニッポン放送「健康あるあるWONDER4」(3月9日放送)で解説された。
番組に寄せられた健康の疑問『先日、珍しく鼻血が出ました。すぐにおさまってよかったのですが、素朴な疑問が湧きました。鼻血が出たとき、鼻の穴に詰めものをするのは処置として合っているのでしょうか?』に対して、日本健診財団の監修のもと、以下のように解説した。
「鼻血の応急処置は、基本的にものを詰めず、圧迫して止血する方法が日本耳鼻咽喉科学会などでも推奨されています。
丸めたティッシュペーパーなどを詰めることによって鼻の粘膜を傷つけたり、取り出すときにかさぶたが剥がれて再び出血したり、取り出しきれずに鼻のなかに残ってしまったりする可能性があるからです。
詰める場合は、ガーゼや脱脂綿を優しく入れ、途中で出したり交換したりしないようにしてください。鼻血が出たら慌てず、指の腹で小鼻をつまんで、15分程度おさえて止血します。
座った状態で、血液がのどに流れないよう、うつむいた姿勢で止血することをおすすめします。それでも血が止まらない場合は、医療機関を受診なさってください」
協力:医療ジャーナリスト・森まどか
監修:日本健診財団
番組情報
健康の気になる話題、素朴な疑問に日本健診財団のお医者さんが答えます。
定期的に健康診断を受け、日頃から生活習慣には気をつけましょう!