ご存知ですか? 洋傘と和傘の違い
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「傘」です。
「洋傘」とは洋式の傘のことです。私たちが日頃、使っている傘で、主に金属製の骨に防水加工した布やナイロンなどを張ったものです。開いた時の形が動物のコウモリに似ていることから、明治時代の初め頃には「こうもり傘」とも呼ばれるようになりました。
それに対して「和傘」とは和式の傘のことです。同じ和傘でも雨の日に使う「雨傘」と、野外でのお茶会の時に使う日除けのための「野点傘(のだてがさ)」や、踊りの時に使う「舞傘(まいがさ)」などがあります。「雨傘用の和傘」は竹を割って作った骨に、水をはじく油紙を貼って作ります。
和傘には「番傘」や「蛇の目傘」と呼ばれるものがありますが、どちらも雨傘のことです。番傘は江戸時代に生まれて庶民の間で広く使われてきましたが、名前の由来には諸説あります。“昔、傘に屋号を入れていたから”“番号を振って持ち主が分かるようにしたから”などいわれています。
「蛇の目傘」は開いた時に表れる白くて丸い模様が、まるでヘビの目のように見えることからこの名前が付きました。
番傘は頑丈で骨太な傘ですが、蛇の目傘は細身で繊細なイメージです。そのため番傘は主に男性が、蛇の目傘は女性が使うものとされています。
番組情報
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