「納豆」はなぜ「納豆」と名付けられた?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「納豆」です。
「納豆」という名前の由来には、こんな説があります。お寺の台所「納所(なっしょ)」で、お坊さんが貴重なタンパク源として納豆を作っていたところ、“納所で作った豆”ということで「納所豆(なっしょまめ)」と呼ばれるようになったそうです。この「納所豆」が縮められて「納豆」になった……という説です。
他にも、煮た豆を神棚にお供えしたところ、神棚にあった「しめ縄」の端の部分が偶然、豆に触れてしまったそうです。その際、しめ縄のワラについていた納豆菌の働きによって、納豆ができたそうです。それがとても美味しかったので、神様に感謝して“神様に納めた豆”という意味を込めて、「納豆」と呼ぶようになった……という説もあります。
納豆は「納豆菌」という人間の健康に役立つ働きをしてくれる菌を茹でた大豆に吹きつけて、発酵させて作ります。納豆菌は稲のワラや自然の中に存在しています。
納豆の独特のネバネバも納豆菌が作り出したものです。このように“ネバネバの糸を引く納豆”のことは「糸引き納豆」と呼ばれています。
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