<コロナ「自宅療養」マニュアル>喋ってはいけない! 家族が自宅療養になったとき

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東京都医師会理事で順天堂大学総合診療科教授の小林弘幸氏が1月6日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。家族が新型コロナウイルスの感染によって自宅療養となった場合に備え、家庭内感染を防ぐためにやるべきことや、気をつけるべきことについて解説した。

飯田浩司アナウンサー)ご家族が自宅療養となった場合に、どのようなことに気をつけたらいいでしょうか?

小林)やはり最初の対策が不十分ですと、あっという間に家族内に感染してしまいます。ウイルスも火事のようなものですから、いかにして消火をしていくかということがとても重要です。ウイルスが水分を含んで重くなると、どうしてもいろいろなところに付着しますから、まず感染者の方が触れたものは、全て消毒や洗濯などをしたほうがいいです。例えばテレビのリモコン、クッション、水道の蛇口、トイレの流水レバー、便器の蓋、冷蔵庫の取っ手、電気のスイッチなど、いろいろなものがあると思いますが、そういったものは全て消毒をされた方がいいと思います。

それと、最も重要なことは換気です。この冬の時期、空気が乾燥していますと、ウイルスが水分を含まなくなってくるので、軽くなって浮遊してしまい、飛沫感染がとても多くなってきます。ですので、冬の対策としては、少々寒いのですが、1時間に2回程度、完全に空気を入れ替えることが一番重要なことだと思います。

飯田)家の構造などによっても違ってくるかと思いますが、完全に空気を入れ替えるためには、どのくらいの時間、換気をすればいいのでしょうか?

小林)15~20分程度窓を開けておけば、それで十分換気ができます。あまり寒いとそれもまた体に良くないので、窓を全開にする必要はありません。僅かでもいいので開けておき、風通しさえ良くしていていただければ、それだけでも全然違います。

飯田)乾燥というお話がありましたが、乾燥している時期には、普段から加湿器を使っている方も多いと思います。こちらの効果についてはいかがでしょうか?

小林)加湿器というのはとても重要で、ある程度必須のものだと言えます。もし自宅に加湿器がないようでしたら、濡れたタオルを室内のいろいろなところに干しておくだけでも加湿効果がありますので、それも1つの方法だと思います。

それと、ご家族が自宅療養となった場合に一番迷われるのが、患者さんとどう接するかということですが、やはりマスクは必須で、使い捨て手袋も準備しておいたほうがいいと思います。そして重要なのが、<コロナ「自宅療養」マニュアル>です。喋るとどうしてもウイルスを排出しますので、そこが一番気をつけるべきことだと思います。

ビニールのレインコートなどでウイルスを防ぐ方法もありますが、やはり簡単なのは、大きいゴミ袋の真ん中に首の通る穴をあけ、かぶってしまうということです。それだけでも十分な効果はあると思いますので、そういった工夫をしていただきたいと思います。

新行市佳アナウンサー)自宅療養中には、何か記録を取っておいたほうがいいでしょうか?

小林)記録を取ることは重要です。自宅療養の方というのは軽症と扱われていますが、なかには突然重症化する方もいらっしゃいます。元々の身長、体重、年齢、血液型、アレルギーの情報、体温、きちんと食事ができているかどうかなど、そういったことの記録を残しておくと、万が一のとき、対応する医療従事者や医療機関にとって非常に参考になります。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

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飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます

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