【ライター望月の駅弁膝栗毛】
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H5系新幹線電車「はやぶさ」、北海道新幹線・木古内~奥津軽いまべつ間
平成28(2016)年3月26日、北海道新幹線・新青森~新函館北斗間が開業してから、早いもので5年となります。
平成31(2019)年3月には、青函トンネル内の最高時速が160kmにアップしたこともあり、現在、東京~新函館北斗間は、所定ダイヤで最速3時間57分となっています。
東京駅の電光掲示板に「新函館北斗」と案内されるのも、すっかり日常となりました。
(参考)JR北海道ニュースリリース・2020年12月18日分ほか
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485系電車・特急「白鳥」、津軽海峡線・津軽今別~木古内間(2016年撮影)
思えば5年前の春は、まだ在来線の「津軽海峡線」で、青函トンネルを抜けてきたのも、国鉄時代から活躍していた485系電車の「白鳥」だったんですよね。
お彼岸の連休、津軽海峡線・江差線の沿線には、多くのファンが繰り出していたものです。
2030年度末とされる北海道新幹線の札幌開業も、気が付いてみたらあっという間ということになるのかも知れませんね。
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やっぱりカニ好き!!弁当
北海道新幹線(新青森~新函館北斗間)開業に合わせ、新函館北斗駅にオープンした「41°GARDEN」と「吉田屋」のコラボ弁当として、昨年(2020年)秋から登場しているのが、「やっぱりカニ好き!!弁当」(1380円)です。
吉田屋によると、新函館北斗で先行販売したのち、青森県内でも販売を開始したそう。
ズワイガニを中心に、さまざまなカニの味わいが楽しめる駅弁です。
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やっぱりカニ好き!!弁当
【おしながき】
・ズワイガニフレーク イクラのせご飯
・ズワイガニ棒肉にぎり
・カニクリームコロッケ(カニ味噌入り)
・かにの海鮮焼売
・ポテトサラダ
・玉子焼き
・ちょい辛野沢菜
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やっぱりカニ好き!!弁当
カニの赤と、女性を意識したと思われる桃色が目立つ、スリーブ式の包装が印象的。
ズワイガニのフレークが載ったカニごはんに、ズワイにぎりが2カン、カニクリームコロッケ、かに焼売の4つのカニの味わいが楽しめる駅弁となっています。
ご飯もいまどきの少なめで、醤油の味付けご飯と、酢飯の2種類を味わうことができます。
その名の通り、“カニ好き”にはたまらない駅弁と言えましょう。
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E5系新幹線電車「はやぶさ」、東北新幹線・八戸~二戸間
福島県沖の地震被害の影響で、多くの列車が新青森折り返しとなっていた東北・北海道新幹線ですが、3月13日以降は直通運転が再開されています。
そして4月からは、半年間にわたる東北6県の観光キャンペーン「東北デスティネーションキャンペーン」がスタート。
春の訪れと共に、最高時速320kmの「はやぶさ」に乗って、東北へ足を運びたいですね!
連載情報
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ライター望月の駅弁膝栗毛
「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!
著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/