「還暦」は、なぜ「赤」?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「長寿の年齢の呼び方」です。
長寿をお祝いすることを「賀寿(がじゅ)」といいます。賀寿では最初の「還暦」の60歳以外は満年齢ではなく、数え年が使われています。一般的には“数え”と呼ばれていますが、これは”生まれたその年を1歳として、それ以降は、お正月ごとに1歳ずつ増やしていく……という数え方”です。例えば9月21日に生まれた場合、その時点で「1歳」で来年2021年1月1日で「2歳」になるという数え方です。
ただし、今は「還暦」と同じように数えではなく満年齢でお祝いする人が増えているそうです。
「還暦」の“還”は“返る”“戻る”という意味で、「暦」は“干支”のことです。そんなところから「還暦」とは“生まれた年の干支に還る”という意味があります。
干支は12年で一周しますが、十干十二支では自分が生まれた年の干支に戻るのは60年かかるそうです。そこで60歳を「還暦」としています。
「還暦=赤」というイメージがありますよネ。これには「還暦を迎えて再び赤ちゃんに戻る」という意味と、昔から「赤は魔除けの力がある色」と考えられていたため、長寿のお祝いの色とされているそうです。
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