全体の約7割がプラスチック~海のゴミ問題を考える
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。今回のテーマは「海」です。
川や海の水はプランクトンやバクテリア、海藻、貝類といった自然界に生息する生き物たちが、汚れを一生懸命、分解してくれています。こうすることで水をキレイに保つことができます。これを“自ら浄化する”ということで「自浄作用」といいます。
しかし、一定以上に汚れてしまうと、こうした自浄作用が働かなくなってしまって、どんどん汚れていってしまいます。
特に海には様々なモノがゴミとして流れてきますが、そのうち約7割がプラスチックごみです。プラスチックごみは簡単には自然分解されないため、その多くが数百年以上もの間、海の中や底で残り続けます。
プラスチックごみの多くは、海水を漂ううちに、小さなプラスチック粒子になります。この粒子の中で、大きさが5ミリ以下のモノを「マイクロプラスチック」といいます。このマイクロプラスチックを、海の生物が飲み込んでしまうことで、生態系や私たちへの影響が心配されています。
「海で溶けるプラスチック」が開発されましたが、海の環境を守るためには海を汚さないための予防が必要です。海は人間を始め、すべての生き物の源ですから、私たち人間が海を守って、キレイにしていく義務があります。
番組情報
晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・