正しい情報を得て正しい行動を……コロナ禍で抱える不安を減らすために

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東京都医師会副会長で「ひらかわクリニック」院長の平川博之氏が4月28日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。コロナ禍における日々の不安や、ワクチン接種を受ける上で抱く疑問にまつわる質問に回答した。

新型コロナウイルスの2回目のワクチン接種のため、用意された注射器=2021年3月11日午後0時52分、東京都目黒区の国立病院機構東京医療センター(代表撮影) 写真提供:産経新聞社

新型コロナウイルスの2回目のワクチン接種のため、用意された注射器=2021年3月11日午後0時52分、東京都目黒区の国立病院機構東京医療センター(代表撮影) 写真提供:産経新聞社

飯田浩司アナウンサー)コロナ禍にあって、日ごろから不満や、不安な思いを抱えていらっしゃる方も大勢いると思います。今回は番組に届いているご意見、巷にあふれる思いや疑問、悩みを、精神科の先生である平川さんにご相談いたします。まずは、「ネットの情報を読んだり、ワイドショーでおどろおどろしい報道を見ると、とても不安になってしまいます。どうしたらいいのでしょうか?」というご質問です。

平川)テレビ、ラジオ、新聞、週刊誌、ネット等々、本当にありとあらゆるメディアから、朝から晩まで否が応でもコロナ関連情報が発信されています。まさに情報の氾濫と言ってもいいと思います。内容に関しても、感染症の専門家の方、医療現場の方、コメンテーターや有名芸能人、「この方は一体いつから感染症の専門家になったのか?」と思うような方まで、たくさんの方が語られています。受け取る側としては、そもそも得体の知れない病気で不安や心配が強いため、ついつい聞き入ってしまいます。そして自分の考えに近い、都合のいい意見や情報ばかりを収集し、安心を得て行くのです。そもそも自分自身は感染症の専門家ではないにも関わらず、こういう行動をとってしまいます。その結果、不適切な飲食の行動や、逆に過度の引きこもりを生むということが起こっています。正しい情報を得ることが最も大事であって、そのためには厚生労働省、都道府県、国立感染症研究所、あるいは日本感染症学会や東京都医師会などのホームページを見るのがいいと思っています。

平川博之氏、飯田浩司アナウンサー

飯田)4月12日から、高齢者向けのワクチン接種が始まりました。それに関して、「高齢の両親がワクチンを打ちたくないと言っています。どうすればいいでしょうか?」というご質問です。

平川)お気持ちはよくわかります。いろいろな副反応についての報道などがあると、「怖い」というイメージがあるでしょうし、私もよく聞かれます。やはり大切なことは、自分の健康をいちばんよく知っているかかりつけの先生に相談して、「ワクチン接種が可能な心身の状態にあるか」ということを、きちんと聞くべきだと思います。その先生から「ワクチンを打てる」と言われたのであれば、そのときは迷わず接種して欲しいです。

飯田)その方の既往症なども考えると、絶対に打った方がいい場合もあるということですよね。

平川)はい。ただ、いまは(高齢者向けのワクチン接種が)始まったばかりで、私の地元・八王子も初日は大混乱でした。必ず最終的に数が揃いますので、あまり慌てることなく、潤沢にワクチンが揃った時点でしっかり打ってもらうほうがいいですし、打ったあとの観察もしっかりしてもらえます。混乱しているなかで打つよりもずっと安全だと思うので、そういった時期を見極めていただければ幸いです。ワクチン接種が行き渡れば、イギリスの状況などからも見られるように、見えている景色が変わって来るので、大事なことだと思います。ぜひ機会があれば、しっかりワクチン接種をお願いしたいと思います。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

番組HP

医師が週替わりで登場。
飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます


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