東京都医師会会長・尾﨑治夫 ~新型コロナ第6波に向け“24時間見守れる”医療体制を構築

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東京都医師会会長の尾﨑治夫氏が1月3日、ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」に出演。新型コロナ第6波に向けた医療体制について解説した。

ニッポン放送「モーニングライフアップ 今日の早起きドクター」

第5波での反省点 ~入院体制が飽和状態に

飯田浩司アナウンサー)新年が明けましたけれども、2021年はいろいろなことがありました。

尾﨑)2020年に引き続き、新型コロナを中心に動いたという感じです。オリンピック・パラリンピックもありましたし、8月の大きな波もありました。いま振り返ると、感慨深いものです。

飯田)課題として残っている点など、気付かれていることはありますか?

尾﨑)第5波のときに、入院の体制が飽和状態になってしまって、患者さんが入院できず、自宅で待機される方が非常に多かった。そういう方々を見て行く仕組みが、いまひとつできていなかった。でも、第5波の後半辺りから、そのような方たちを24時間見守れる仕組みをつくりました。

飯田)第5波の後半から。

尾﨑)いまは9割の地区の医師会がそのような体制をつくっています。本格的な第6波が来ても、その体制がうまく動くのではないかと思います。

最初に診断した医療機関が継続して患者を診る体制の構築

飯田)第6波の主体はオミクロン株になるのではないかと予想されますが、「感染力が強いけれど重症化率はそれほど高くない」と言われています。そうなると、自宅での療養が重要になって来ますよね。

尾﨑)1つは、熱が出た方が医療機関にすぐ到達できて、すぐ検査ができる。熱が出てから1日ぐらいで診断がつく。その方を保健所に報告したら、報告したドクター、あるいは診療所、病院がその患者さんを引き続き診て行くという仕組みを現在つくっています。

飯田)最初に診断したところが継続して診て行く。

尾﨑)そうすると2~3日で発病して、すぐその体制に入れますので、そこから重症化しないように、抗体薬、あるいは昨年(2021年)12月に承認された経口薬を使えるような流れもつくっています。重症化しないでいただければ、感染者がある程度増えても、入院医療体制も増やしていますので、十分やって行けるのではないかと思います。

飯田)医療ひっ迫につながらず、きちんと対処ができるように。

尾﨑)第5波の教訓を生かして、東京都と一緒に取り組みを進めております。

新行市佳アナウンサー、尾﨑治夫氏、飯田浩司アナウンサー

3回目のワクチン接種は受けていただきたい

新行市佳アナウンサー)3回目のワクチン接種の話もあります。もう既に医療従事者の方々は打っていらっしゃると思いますが、尾﨑会長も打たれましたか?

尾﨑)10日ぐらい前に打ちました。

新行)副反応はいかがでしたか?

尾﨑)私の場合は全身の倦怠感が強く出るのですが、2回目とほぼ同じでした。注射した付近の痛みが2回目は強かったのですが、今回も同じような感じでした。3日目になるとそれも和らいで、ほぼ普通の状態になりました。熱は出ませんでした。

飯田)2回目と同じくらいの反応。

尾﨑)周りのクリニックのスタッフは、熱が出ている方もいましたけれども、だいたい3日目にはみんな治まっています。1日目、2日目を少し頑張る。適度に鎮痛・解熱剤などを使いますと、軽く済みますので、打っていただきたいと思います。

番組情報

モーニングライフアップ 今日の早起きドクター

毎週月~金曜日 朝6:15~

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飯田浩司アナウンサーと新行市佳アナウンサーが、健康に関する疑問や予防法、症状、治療法などを聞きます

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