ひな人形は「誰」で、「何の場面」を表したものなの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月2日放送分のテーマは「関東雛と京雛」です。
男性のお雛さま「男雛(おびな)」と、女性のお雛さま「女雛(めびな)」は、それぞれ天皇陛下と皇后陛下のことを指しています。またひな人形は、両陛下の結婚式を表しているそうです。
そんなところから、ひな人形には「我が娘が両陛下のような幸せな結婚ができますように」という、親御さんたちの願いが込められているそうです。
ひな人形は、関東と京都でつくられるものがあり、関東でつくられるひな人形を「関東雛」、京都でつくられるひな人形を「京雛(きょうびな/きょうひな)」と言います。
この2つの大きな違いが「男雛と女雛の位置」です。関東のひな人形は「右側(向かって左側)」に男雛を飾ります。それに対し、京都のひな人形は関東とは逆で、「左側(向かって右側)」に男雛を飾ります。
古くから日本では中国文化の影響を受け、「右側と左側では、左の方が格上」という考えが定着していました。そのため、ひな人形も左側(向かって右側)に男雛を飾るのが主流だったそうです。
ところが大正時代、海外の「右側の方が格上」という考え方を取り入れたことで、その風習が一般にも広まって行きます。ひな人形の置き方も関東を中心に、左右が逆になったと考えられているそうです。
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