セイウチの「大きなキバ」って、何に使われるの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月17日放送分のテーマは「セイウチ」です。
セイウチは、北極海沿岸や氷の上に生息しています。その見た目から、漢字では「海象」と書きます。体がとても大きく、体長は3m前後、体重は1000kg以上にもなります。
セイウチの最大の特徴は、長くて大きなキバです。上アゴにある犬歯が発達したもので、根元の部分を含めると、オスは1m、メスは80cmにもなるそうです。
大きなキバの役割について、以前は「キバでエサとなる貝を掘り出し、貝殻を割って中身を食べる」と考えられていました。しかし、その後の研究によって、キバはセイウチにとってのステータスだと考えられるようになりました。
オス同士の争いや、外敵のホッキョクグマと戦う際に使われることもあります。他にも、氷に穴を開けたり、氷上に上がるときの支えとしても使われるそうです。
また、セイウチの口元には400本~700本ものヒゲが生えていますが、これは海底にある貝などを探し出すセンサーの働きをしているそうです。さらにセイウチは知能も高く、人間の言葉の合図を理解することができます。
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