名前は「焼きそば」なのに、中華麺を使うのはなぜ?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月18日放送分のテーマは「焼きそば」です。
焼きそばは大きく分けて、「中華麺を肉や魚介類、野菜などと一緒に炒めたもの」と、「焼いたり揚げたりした中華麺に具材をあんとしてかけたもの」の2つがあります。名前は「焼きそば」ですが、使われているのは中華麺です。
焼きそばのルーツは、中国の「炒麺(チャーメン)」だと言われています。炒麺は簡単に言うと、「油で炒めた柔らかい中華焼きそば」です。味付けは塩味、または醤油味のものが多いそうです。
炒麺がアジアを中心に各地へと広まって、その土地ならではのアレンジが加わっていきます。そして地域色豊かな料理へと変わっていったと考えられています。
例えば、タイ料理の「パッタイ」もその1つです。パッタイとは米粉でつくった平たい麺を、鶏肉、エビ、モヤシ、ニラなどと炒め、タイの調味料であるナンプラーなどで味付けしたもので、甘酸っぱいのが特徴です。
他には、インドネシア風焼きそばとも呼ばれている「ミーゴレン」も、中国の炒麺から発展したものと考えられています。そして日本にも炒麺が伝わり、新しい焼きそばの文化が生まれていきます。
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