「こどもの日=男の子の節句」のイメージはいつからできたの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。5月4日放送分のテーマは「こどもの日のイメージ」です。
「こどもの日」でもある端午の節句ですが、「男の子の節句」というイメージがありますよね。
江戸時代になると、人々の間で武家社会が定着していきます。それとともに、端午の節句と関係が深い「菖蒲」の名前が、武道を重んじるという意味の言葉「尚武(しょうぶ)」と同じことから、武家の間で端午の節句は「跡継ぎの男の子の成長を願う行事」へと変化していきます。
また菖蒲の葉は細長く尖っているため、刀や剣に似ているということも、男の子の行事になった理由の1つと言われています。
端午の節句に鎧や兜を飾るようになったのも、この時期からです。武士が戦の前に、自身の身の安全を祈願して神社にお参りする際、鎧や兜を奉納していたことが由来とされています。
それにあやかって、跡継ぎの男の子の無病息災を願い、身体を守るものである鎧や兜を飾るようになったのだそうです。
その後、それらの風習が町民の間にも広まったことで、端午の節句は「男の子のための節句」として定着していきました。端午の節句である「こどもの日=男の子のための日」というイメージも、そこから広まったと考えられています。
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