キャスターの辛坊治郎が5月12日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ウクライナ情勢における今後のロシアの動きについて私見を述べた。

「東方経済フォーラム」全体会合に臨む(左から)安倍晋三首相(当時)、中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領 =2018年9月12日、露ウラジオストク 写真提供:産経新聞社
辛坊)今日の夕刊フジの一面……
「習は見捨てた 中露蜜月崩壊」
~『夕刊フジ』2022年5月12日発行(1面) より
辛坊)これ面白いですわ。
「中国元大使『敗北』発言削除」
~『夕刊フジ』2022年5月12日発行(1面) より
辛坊)……という見出しですね。ちょっと読んでみましょうか。
「中国の高玉生元駐ウクライナ大使(74)が研究機関のシンポジウムでロシアのウクライナ侵攻を巡り『ロシアの敗北は時間の問題だ』などと発言した。
中国語ニュースサイトによると、高氏は背景としてソ連解体後のロシアの衰退があると指摘。今後も、プーチン大統領指導下での復興は不可能だとの認識も示した。
関連記事はその後、ネットから削除されたが、中国側のロシアに対する本音をうかがわせる」
~『夕刊フジ』2022年5月12日発行(1面) より
辛坊)ここから先はの詳細な分析があるわけですが、そこをちょっと飛ばして、この番組でもおなじみの筑波大学名誉教授の中村逸郎先生の発言から読んでみます。
「『習氏はプーチン氏を見限るだろう』とみるのは筑波大学名誉教授の中村逸郎氏だ。
『軍事作戦が失敗で終わる中で端的に演説では勝利宣言ができず<敗北宣言>に近い内容だった。盟友であるベラルーシのルカシェンコ大統領も欠席している。習氏はプーチン氏の外交手腕を認めていたが、今回のつまずきは大きい。2人の蜜月は<強制終了>するのではないか』との見方を示す」
~『夕刊フジ』2022年5月12日発行(1面) より
辛坊)やっぱりロシアは自分が仕掛けた戦争に負けつつあるというのが国際的なコンセンサスになりつつある感じですね。だけどそうなると怖いのは何するかわからないということです。今私が読んだところはごく一部でありますので詳細は夕刊フジの紙面をよく読んでいただきたいと思います。