山陽新幹線岡山開業50周年! 美味しい食べ物と国鉄形車両が“ぎょ~さん”の岡山旅

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【ライター望月の駅弁膝栗毛】
「駅弁」食べ歩き20年・5000個の放送作家・ライター望月が、自分の足で現地へ足を運びながら名作・新作合わせて、「いま味わうべき駅弁」をご紹介します。

こが~なえ~もん ぎょ~さん岡山弁当

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山陽新幹線岡山開業から50年。岡山駅弁・三好野本店が販売している記念駅弁は、岡山の美味しいものがいっぱい詰まっています。世代交代がどんどん進む新幹線に対し、岡山エリアの在来線では、いまも国鉄生まれの車両がいっぱい活躍中で、中高年には、青春時代を思い出させてくれる、懐かしさいっぱいの旅が待っています。

923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」、山陽新幹線・岡山~相生間

923形新幹線電気軌道総合試験車「ドクターイエロー」、山陽新幹線・岡山~相生間

「ひかりは西へ」のキャッチフレーズとともに開業し、2022年3月で開業50周年を迎えた山陽新幹線の新大阪~岡山間。いまではほぼ終日にわたって、約5分~20分間隔で、東京行の「のぞみ」が岡山駅を発車していきます。その高頻度運転を安全面から支える「ドクターイエロー」は、およそ10日に1度の周期で、東京~博多間で運行されています。山陽新幹線における時速300kmの高速運転も、日々のメンテナンスの賜物です。

こが~なえ~もん ぎょ~さん岡山弁当

こが~なえ~もん ぎょ~さん岡山弁当

山陽新幹線岡山開業50周年の記念駅弁は、もちろん、岡山駅弁の三好野本店からも登場しています。その名も「こが~なえ~もん ぎょ~さん岡山弁当」(1500円)と言います。「こが~なえ~もん ぎょ~さん」とは、岡山の方言で「こんなにいいものがたくさん」の意味。容器は“晴れの国おかやま”らしく、太陽をイメージしたものだそうです。先日から福山でも取り扱いが始まった三好野本店の駅弁ですが、こちらは岡山駅限定販売となっています。

こが~なえ~もん ぎょ~さん岡山弁当

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【おしながき】
・祭ずし(酢飯、錦糸玉子、えび煮、たこ酢漬け、ままかり酢漬け、紅生姜)
・栗おこわ(赤飯、小豆、栗甘露煮)
・国産あなごと牛しぐれ煮ご飯
・鰆の西京焼き
・岡山県産豚唐揚げ甘酢あん
・岡山県産森林どりの照り焼き
・ハス辛子マヨ和え
・蒸し鶏と菜の花の中華クラゲ和え
・わらび餅と作州黒豆

こが~なえ~もん ぎょ~さん岡山弁当

こが~なえ~もん ぎょ~さん岡山弁当

三好野本店が岡山駅で販売している「桃太郎の祭ずし」「栗おこわ弁当」などの駅弁から、特に人気を誇る8品を集めて盛り込んだという「こが~なえ~もん ぎょ~さん岡山弁当」。センターの「祭ずし」に加え、「栗おこわ弁当」の栗おこわと「国産あなごと牛しぐれ煮弁当」のご飯が脇を固めます。さらに評価の高い「いいとこ鶏」の森林どりの照り焼き、人気のハスの辛子マヨネーズ和えなども入って、岡山駅弁の「いいものがいっぱい」です。

213系電車・普通列車、伯備線・備中川面~木野山間

213系電車・普通列車、伯備線・備中川面~木野山間

さて、岡山エリアに“ぎょーさん”あるものといえば国鉄生まれの車両。いまも普通列車や伯備線の特急「やくも」号などで、リニューアルを受けながら、現役として活躍しています。岡山県では、7月~9月にかけて「こころ晴ればれ おかやまの旅」をキャッチコピーに、JR6社と自治体・観光業者により、「岡山デスティネーションキャンペーン」が行われます。この夏は、ちょっと懐かしい風景を求めて、旅を楽しみたい岡山エリアです。

連載情報

ライター望月の駅弁膝栗毛

「駅弁」食べ歩き15年の放送作家が「1日1駅弁」ひたすら紹介!

著者:望月崇史
昭和50(1975)年、静岡県生まれ。早稲田大学在学中から、放送作家に。ラジオ番組をきっかけに始めた全国の駅弁食べ歩きは15年以上、およそ5000個!放送の合間に、ひたすら鉄道に乗り、駅弁を食して温泉に入る生活を送る。ニッポン放送「ライター望月の駅弁膝栗毛」における1日1駅弁のウェブサイト連載をはじめ、「鉄道のある旅」をテーマとした記事の連載を行っている。日本旅のペンクラブ理事。
駅弁ブログ・ライター望月の駅弁いい気分 https://ameblo.jp/ekiben-e-kibun/

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