あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月10日放送分のテーマは「梅干しの言い伝え」です。

ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
昔から「一緒に食べてはいけない」と言われている食べ合わせのなかに、「うなぎと梅干し」があります。これはまったくの迷信で、科学的な根拠はないそうです。
それどころか梅干しには、うなぎにたっぷり含まれている脂の消化を助ける働きがありますし、梅干しの酸味成分でサッパリといただくことができます。
そうなると、「うなぎと梅干しの食べ合わせはよくない」という迷信は、どこから生まれたのでしょうか?
いくつかの説があり、例えば「食べ過ぎを防ぐため」という理由です。梅干しには食欲増進の効果がありますし、うなぎもご飯が進みます。「ついつい食べ過ぎないように、この迷信が生まれたのでは?」とする説です。
また、「梅干しの消化を助ける働きが、うなぎの栄養分を消してしまうから」という説もありますが、もちろん、そんなことはありません。
他にも、うなぎは高級食材であり、庶民のぜいたくを戒めるために迷信を流したのでは……という説もあるそうです。いずれにしても迷信ではありますが、うなぎや梅干しに限らず、どんな食材でも食べ過ぎには注意が必要です。