「睡眠」って何のために必要なの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。6月20日放送分のテーマは「睡眠の役割」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
「人間は一生の約3分の1を寝て過ごす」と言われています。そもそも人はなぜ眠るのでしょうか? 現在、睡眠は「体よりも脳を休ませるため」に必要だと考えられています。
脳は体のなかで、最もエネルギーを使います。人間の場合、静かにしていても、全身で使うエネルギーの約20%を脳が消費しているそうです。脳を休ませないと、オーバーヒートになってしまいます。
そうならないために、睡眠で脳の疲労を回復する必要があります。また記憶を整理したり、定着させるためにも睡眠は大切なのだそうです。
ただし、眠くなるのは、疲れているときだけではありません。例えば、「興味のない話を聞いていて退屈な時間」なども眠くなったりします。興味がない話の場合、聞いていても刺激がないので脳の働きが鈍くなり、眠くなってしまうそうです。
また、昔から「寝る子は育つ」という言葉がありますが、人間は寝ている間に「成長ホルモン」……体の成長を促すホルモンが脳から分泌されます。成長ホルモンが足りないと、骨や筋肉の成長が遅くなってしまいます。このように「寝る子は育つ」という言葉は、科学的にも立証されているようです。