城にある「天守閣」は正式名称ではない?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月15日放送分のテーマは「城」です。
「城」を辞書で調べると、「敵の攻撃を防ぐための軍事施設」とあります。日本では鎌倉時代の終わりから室町時代にかけて、戦が多くなりました。それにつれて、城の数も急激に増えていったそうです。
当時の城は「山城」と呼ばれるような、山の上に築かれるタイプの城でした。戦国時代~安土桃山時代になると、「平城」がつくられていきます。
「平城」は平地に築かれた城で、高い石垣や、周囲に張り巡らされた壁や堀、中心にそびえ立つ天守などが特徴の雄大な城です。天守は「天守閣」とも呼ばれますが、「天守」が正式名称なのだそうです。この平城を中心にして、城下町がつくられていきました。
「城」という字には「成」が入っていますが、これには「つくり上げる」「まとまった形に仕上げる」という意味があります。「城」の字から考えると、「土をまとまった形にしてつくり上げたもの」という解釈もできるそうです。
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