なぜ「サンマの塩焼き」には「大根おろし」の組み合わせがいいのか
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月14日放送分のテーマは「サンマの栄養価」です。
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ニッポン放送「羽田美智子のいってらっしゃい」
サンマは栄養価の高い魚です。例えば「EPA(エイコサペンタエン酸)」は、血液中の悪玉コレステロールを低下させ、血液の流れをよくする効果があります。
同じく「DHA(ドコサヘキサエン酸)」にも、悪玉コレステロールや中性脂肪の増加を抑える作用があると言われています。また、脳細胞の成長を促して脳を活性化させたり、認知症を予防する効果が期待されています。
アミノ酸の一種である「タウリン」にも、悪玉コレステロールの上昇を抑える働きがあります。さらに、疲労回復や血圧を下げる効果も期待されています。
他にも、必須アミノ酸をバランスよく含んだ良質の「タンパク質」や、貧血防止に効果があるとされる「鉄分」。粘膜を丈夫に保つための「ビタミンA」。骨や歯の健康に欠かせない「カルシウム」と、その吸収を助ける「ビタミンD」も多く含んでいます。
ちなみに、サンマを美味しくいただく調理法として「塩焼き」がありますが、それに欠かせないものと言えば「大根おろし」です。大根には「アミラーゼ」を始めとする消化酵素が含まれていますが、大根おろしはその効果がもっとも期待できる調理方法だそうです。