「子どもの外遊び減少」によって、どんな影響があるのか
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ニッポン放送「すくすく育て 子どもの未来健康プロジェクト」(10月16日放送)に、内閣府特命担当大臣で衆議院議員の小倉將信が出演。いま注目される「外遊び」について語った。
淵澤由樹(アシスタント):小倉さんは現在、こども政策、少子化対策、共生社会、男女共同参画、女性活躍、孤独・孤立対策の内閣府特命担当大臣です。小倉さんは内閣府特命担当大臣として、日本が抱えるさまざまな問題に取り組まれています。今回は「子どもの外遊び」について教えてください。
小倉:私は大臣になる前に、自民党内でデジタル政策を手掛けてきました。教育の現場でも、これからいわゆるデジタルデバイスを使った勉強時間が増えていきます。家でゲームやYouTubeなどを見る時間が増えており、ますます外遊びの時間は減少していきます。外遊びをしなくなると目が悪くなったり、日光を浴びないと身体の成長にも影響を及ぼします。友達と遊ばないということは、コミュニケーション能力を磨く機会も失われてしまいます。とても重要な外遊びなのですが、努力しないとなくなってしまいますので、各国とも意識的に対策しようとしています。そこで自見さんにもご協力いただき、議員仲間で勉強会をスタートさせました。
自見はなこ:子どもは日光を浴びると「幸せだ」と感じます。ユニセフのレポートにも、日本の子どもの幸福度が低い理由として、「外遊びが少ないから」と書かれています。子どもの外遊びは非常に重要なテーマなのです。
淵澤:また、「子どもの居場所づくり」についても教えてください。
小倉:子どもの居場所といっても、放課後の学校もあれば、児童館や公園などいろいろあります。これを所管する省庁はさまざまなのです。でも、どこにいても子どもの居場所は「居場所」なのです。あらゆる境遇に置かれている子どもにとって、最適な居場所をつくっていかなければなりません。いま「こども家庭庁」の準備室では、子どもの居場所をどうつくっていけるのか、有識者を交えながら議論しています。
淵澤:なるほど。
小倉:来年(2023年)4月に「こども家庭庁」が発足した暁には、子どもの居場所に関する指針をつくり、しっかり考えていきたいと思います。実は閣議決定された際の基本的方針のなかにも、既に外遊びは子どもの居場所において重要なファクターだということを書かせていただきました。外遊びに関しても、「こども家庭庁」がしっかり責任をもって考えていきたいと思います。
番組情報
この番組は、子育てで日々奮闘しているママやパパ、そしておじいちゃん、おばあちゃん、ご近所さんなど、子育てに関わる皆様に、役立つ情報を提供してゆく子育て応援プログラムです。
ナビゲーター:尾木直樹 アシスタント:淵澤由樹(フリーアナウンサー)