中国では「餃子」と「ワンタン」はどう区別されているの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。1月30日放送分のテーマは「餃子」です。
「餃子の発祥の地」とされる中国ですが、由来については数多くの言い伝えがあります。
例えば中国では、はるか昔から小麦の栽培が行われていて、北部地方では小麦粉を使った生地などに肉や魚、野菜などを包み、茹でたり煮たりしたものが食べられていたそうです。一説には、それが餃子の始まりとされています。
ちなみに、同じ材料でも中国南部の地方では「雲呑(ワンタン)」として食べられるようになったそうです。参考までに、中国では餡を包む皮が厚いものが「餃子」で、薄いものを「ワンタン」とする分け方があります。
また、7世紀~10世紀初頭の「唐」時代の墓から、餃子とみられる化石が発見されています。このことから、遅くても唐の時代には餃子が食べられていたと考えられるそうです。
その後、「清」時代の19世紀以降になると、多くの本に「餃子」という言葉が登場するようになります。ちなみに餃子の形は、「清」時代のころまで使われていた「馬蹄銀(ばていぎん)」という貨幣の形に由来しているそうです。
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