「世界最古の自販機」は何を売るためにつくられたの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。2月13日放送分のテーマは「自販機」です。
世界最古の自販機は2000年以上前、古代エジプトの科学者・ヘロンが発明した「聖水」の自販機と言われています。
てこの原理を使ったもので、コインを入れると重みで内部の受け皿が傾き、それがもとに戻るまで栓が開いて水が出てくる仕組みでした。この自販機はエジプトの寺院で水を売るために使われていたと言われています。
現在のような自販機が登場したのは1800年代後半、産業革命後のイギリスでした。飲み物やお菓子、食品、チケット、タバコなどに実用化され、自販機の基本的な技術もこの時期に開発されました。
日本に自販機が伝わったのは、明治時代になってからです。1876年(明治9年)、東京・上野公園にお金を入れると体重が測れる「自動体重測定器」が設置され、日本の自販機の歴史が始まりました。
1888年には、発明家・俵谷高七がタバコの自販機を開発し、特許を取りましたが、実用化はされなかったそうです。とは言え、これが「日本初の自販機」とされています。
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