桜餅は「関東風・関西風」で何が違うの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月7日放送分のテーマは「桜餅」です。
「桜餅」は鮮やかでキレイな桜色をした、春の季節に欠かせないお菓子です。「関東風」と「関西風」の2種類があります。
「関東風の桜餅」は、小麦粉などの生地を焼いた薄い皮で餡を巻いた、クレープ状の餅です。塩漬けにした桜の葉を3枚使うのが一般的です。
江戸時代に、江戸・隅田川沿いにある「長命寺」の門番の方が編み出したことから、「長命寺」または「長命寺餅」と呼ばれています。
それに対して「関西風の桜餅」は、もち米を使った皮で餡を包んだ、おはぎ状の餅です。「関東風」は塩漬けにした桜の葉を3枚使いますが、「関西風」は1枚です。
「関西風桜餅」の生地に使われる粉を「道明寺粉」と言います。「道明寺」とは、大阪・藤井寺市にある寺のことです。道明寺で関西風の桜餅が初めてつくられ、その後、保存食として重宝されるようになりました。
そのため、道明寺粉でつくられる桜餅という意味で、「道明寺」とも呼ばれているそうです。
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