ニッポン放送アナウンサーの箱崎みどりです。
箱崎みどりの「おさんぽアート」。
3月になって、暖かい日が増えてきましたね。東京は3月14日に桜の開花が発表されました。そんな春の陽気に誘われて、六本木へ。国立新美術館で開催中の「ルーブル美術館展 ―愛を描く―」を観て来ました!
「LOUVRE」の綴りの中に、"LOVE″という言葉が入っているんですね。
ルーブル美術館に所蔵されている作品の中から、「愛」というテーマで選ばれた作品が来日しています。美術史的な視点ではないので、前もって勉強しておく必要などはありません。フラッと立ち寄っても楽しめる作品ばかりです。
「愛」というテーマなので似たような作品が多くなってしまうかと思いきや、さまざまなタイプの絵画があり、とても見応えがありました!
中でも、特に有名なフラゴナールの「かんぬき」は、1997年以来26年ぶりの来日です。
その間に、「かんぬき」が描かれた時代の思想について研究が進み、作品の捉え方も変わってきたそうです。描かれている男女も、室内の調度も、繊細で多様な解釈を受け入れてくれる作品です。人々の心を捉えてきた名作を、ぜひ実際にご覧ください。
西洋絵画を彩る様々な愛。恋人たちの愛を表現した作品の中にも、幸せな結末のものもあれば、
死によってピリオドが打たれるものも。
キリスト教を信仰する人々の間では、神への愛も、身近な存在だったと感じます。
テーマごとに観ていくと、人の心の不思議さも考えさせられます。
細かい視線に意味を見出したり、構図に引き込まれたり、描かれていないものが匂わされていたり。まずは眺めて、解説を読んで、存分に味わっていただきたいです。
音声ガイドは、満島ひかりさんと、DeNAベイスターズファンとして「ショウアップナイター」に出てくださった声優の森川智之さんが担当しています。お二人のやりとりも楽しかったです!
「ルーブル美術館展 ―愛を描く―」は、2023年6月12日(月)まで、東京・六本木の国立新美術館で開催しています!
また、「乃木坂46のオールナイトニッポン」の中で放送しているラジオドラマ「監視員しおりは座らない」では、展示されている作品も登場します。展覧会とともに、ぜひお楽しみくださいね。
ルーヴル美術館展 愛を描く
2023年3月1日(水)~6月12日(月)
休館日 毎週火曜日
※ただし3/21(火・祝)・5/2(火)は開館、3/22(水)は休館
開館時間 10:00~18:00(金曜日・土曜日は20:00まで)
※入館は閉館30分前まで
https://www.nact.jp/exhibition_special/2023/love_louvre/▼国立新美術館
〒106-8558 東京都港区六本木7-22-2
東京メトロ千代田線 乃木坂駅 青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
東京メトロ日比谷線 六本木駅 4a出口から徒歩約5分
都営地下鉄大江戸線 六本木駅 7出口から徒歩約4分