「万年筆」は当初「まんねんふで」だった?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月10日放送分のテーマは「万年筆」です。
「万年筆」はインクがペン先に送られることで、なめらかに書くことができる筆記用具です。
その構造から、紙の上を滑らせるだけで文字を書き込めるため、筆圧をかける必要がほとんどありません。ボールペンやシャープペンシルなど、他の筆記用具と比べて「疲れにくい」という特徴があります。
また、ペン先の弾力によってインクの濃さが表現でき、味わいのある文字が書けるのも万年筆ならではの特徴です。
万年筆は英語で「fountain pen(ファウンテンペン)」……直訳すると「泉のペン」です。一説には、先端からインクが泉のように湧き出るところから名前が付いたと考えられます。
「fountain pen」を「万年筆」と呼ぶようになった由来には諸説あり、残念ながら特定できないそうです。一説には、きちんと手入れすれば万年でも使えるという理由で「万年筆」と名付けたのでは……とされています。
明治時代の新聞に「万年筆」という言葉が登場していますが、当時は「まんねんひつ」ではなく、「まんねんふで」とルビがふってあったそうです。
しかし、大正時代になると「まんねんひつ」になります。少なくとも、この時期から読み方は「まんねんひつ」で統一されたと考えられています。
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