なぜ「ズボンのファスナー」を「社会の窓」と言っていたの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。4月21日放送分のテーマは「社会の窓/鍵っ子」です。
昭和の時代ならではの言葉として、「社会の窓」や「鍵っ子」があります。
「社会の窓」とは「男性のズボンのファスナー」のことで、ファスナーが開いているのを見かけた際は直接的に言うのではなく、「社会の窓が開いていますよ」と教えていました。
ファスナーを「社会の窓」と呼ぶようになったきかっけですが、一説には1948年(昭和23年)から放送されていたNHKのラジオ番組『インフォメーションアワー・社会の窓』に由来すると言われています。
この番組は「社会のさまざまな問題の裏側を探る」というテーマで、普段見られない部分が見えるということから、ズボンのファスナーが開いている状態を「社会の窓(が開いている)」と呼ぶようになったそうです。
また「鍵っ子」は、両親が共働きで平日は留守のため、常に鍵を持たされている小学生の子どもを指した言葉です。学校が終わったあと、家に帰っても誰もいないため、子どもは自分で鍵を開けて親御さんの帰りを待っていました。
共働き夫婦が珍しかった昭和40年代。常に鍵を持って登下校する子どもが少数だったことから、こういった言葉が生まれたそうです。現在、共働き夫婦は特に珍しくないため、この言葉も使われなくなりました。
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