ニッポン放送アナウンサーの箱崎みどりです。
「おさんぽアート」では、GWのお出かけにおすすめの展覧会をご紹介していきます。
第一弾は、日本橋高島屋で始まった「開館25周年記念展 京都 細見美術館の名品 ー琳派、若冲、ときめきの日本美術ー」。日本橋高島屋S.C. 本館8階ホールで、5月15日(月)まで行われています。
琳派のコレクションで知られる細見美術館ですが、
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金銅誕生釈迦仏立像 飛鳥時代 細見美術館蔵
所蔵する名品は多岐にわたっています。
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千利休 消息<釜の文> 桃山時代 細見美術館蔵
飛鳥時代の釈迦像、千利休の書状、葛飾北斎の肉筆画...…!
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葛飾北斎 夜鷹図 江戸後期 細見美術館蔵(左)、葛飾北斎 五美人図 江戸後期 細見美術館蔵(右)
その先に広がる琳派の世界は、うっとりする美しさや、ユーモラスなおかしみに溢れています。
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酒井抱一 鹿楓図団扇 江戸後期 細見美術館蔵
細見館長のお気に入りだという酒井抱一や鈴木其一の他にも、
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酒井抱一 桜に小禽図 江戸後期 細見美術館蔵
本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、神坂雪佳など、琳派の系譜をたどれる、充実のコレクションを見ることができます。
展覧会の最後を飾るのは、伊藤若冲。細見美術館が所蔵する19件すべてが来ています。
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伊藤若冲 朱達磨図 江戸中期 細見美術館蔵(左)、伊藤若冲 関羽図 江戸中期 細見美術館蔵(右)
伊藤若冲の関羽図も見られます!
墨痕鮮やかな若冲の鶏や仔犬や海老。たくさんの虫が描き込まれた「糸瓜群虫図」、著色画や大きな屏風など、若冲ワールドに浸ることができます。
ゴールデンウィーク、日本の美の世界に出かけてみてはいかがでしょうか。
「開館25周年記念展 京都 細見美術館の名品 ー琳派、若冲、ときめきの日本美術ー」
2023年4月26日(水)~5月15日(月) ※会期中無休
開館時間 10:30〜19:30(入場は19:00まで)
※ 最終日5月15日(月)は18時まで(入場は16:30まで)
https://www.mbs.jp/hosomi25-tokimeki/巡回展:2023年12月23日(土)~2024年1月7日(日)ジェイアール名古屋タカシマヤ
▼日本橋高島屋S.C. 本館8階ホール
〒103-8265 東京都中央区日本橋2丁目4−1
■JR「東京駅」八重洲北口から徒歩5分
■東京メトロ 銀座線・東西線「日本橋駅」直結
■都営地下鉄 浅草線「日本橋駅」から徒歩4分