「学校プール」が姿を消しつつある 背景には「やむを得ない事情」も
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。7月20日放送分のテーマは「学校プール」です。
以前から「学校の水泳授業」は行われていましたが、泳ぐというよりも「水に親しむ」ことが主な目的だったそうです。かつてはごく一部の学校以外、学校にプールがなかったため、海水浴場や川などを利用して水泳の授業を行っていました。
しかし1955年(昭和30年)に水難事故が相次ぎ、たくさんの小中学生たちの命が奪われてしまいます。こうした痛ましい事態を受けて、水泳授業の大切さや学校プールの必要性が問われるようになり、全国の多くの小・中学校にプールがつくられるようになります。
近年、学校プールは少しずつ姿を消しているそうですが、水泳の授業は公営や民間の屋内プールを使い、引き続き行われています。
背景には、老朽化した学校プールの維持費や改修費よりも、民間プールを利用した方がコスト削減になるため、「学校プールの廃止」を決めた自治体が増えているとのこと。
他にも学校プールが屋外にある場合、雨の日や水温が低い日は水泳の授業ができないデメリットがあります。昨今の記録的な暑さにおいて「熱中症への注意」も必要ですし、「日焼け予防」や「水着姿を外部から見られたくない」などの理由も重なり、学校外の屋内プールを活用するケースが増えてきているそうです。
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