なぜ夏休みには「宿題」が出るの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。8月15日放送分のテーマは「夏休みの宿題」です。
子どもの夏休みは、いつから始まったのでしょうか?
1881年(明治14年)、現在の文部科学省が定めた学校規則のなかに「夏季休業日」という言葉が登場しています。そこから「夏休み」が始まったと考えられています。
日本の夏休みは、アメリカやヨーロッパにならってつくられたと言われています。欧米では9月から新年度・新学年が始まるため、その前に長い休みを設定していました。日本は当時、欧米の教育制度を参考にしていたため、同じ時期に同じような夏休みを取り入れたそうです。
ところが、日本は新年度のスタートが4月なので、約4ヵ月で夏休みに入ることになります。先生方の間では、そのタイミングで長い休みに入ると「せっかく身についた学習リズムが崩れてしまうのでは」という心配もあったそうです。
また、長い休みの間に「学校で覚えたことを忘れてしまうのでは」という懸念もありました。そのため、「夏休み中も勉強を続ける」「学力を維持する」という目的で「夏休みの宿題」が始まったと言われています。
具体的にいつごろ始まったのかはわかっていませんが、「夏休み」という制度がきっかけで誕生したのは間違いないそうです。
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