人はなぜ「痛み」を感じると涙を流すのか
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月12日放送分のテーマは「泣くという行為」です。
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人には「喜怒哀楽」があり、その時々で涙を流すことがあります。つまり、感情が高ぶることで涙が出るのです。
「涙を流す・泣く」ということに対してネガティブなイメージがあるかも知れませんが、精神科や心理学の専門家によると、感情を解放したり辛い状況を乗り切るには、「泣く」という行為がベストな方法なのだそうです。
実際、カウンセリングの面でも「涙を流す」ことには大きな意味があると言われています。涙を流すことで自分の本当の気持ちに気付き、少しずつ自分を解放できるようになることもあるそうです。
また「感情がたかぶって流れる涙」には、ストレスの原因になる物質を外に押し出すという、大切な役割があります。いわゆる「心のデトックス効果」であり、思いきり泣いたあとに「気持ちがスッキリした」「ぐっすり眠れた」と感じるのも、この効果によるものとされています。
涙には「痛みを鎮めるホルモン」も含まれています。痛みには「ストレスによる心の痛み」もあれば、「ケガなどによる体の痛み」もありますが、いずれにしても痛いときに涙を流す現象は、とても理にかなっているそうです。