「コシヒカリ」の「コシ」って何のこと?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。10月20日放送分のテーマは「コシヒカリ」です。
「コシヒカリ」は国産米を代表する品種です。甘みと粘りが強く、ツヤや香りがとてもいいのが特徴です。
コシヒカリは1944年、新潟県で最初に誕生しました。ところがこのイネは、味はよかったものの「倒れやすく、病気に弱い」という欠点がありました。しかし、現在の「福井県農業試験場」にいた石墨慶一郎氏が品種改良を進め、1956年に新しい品種が誕生します。
福井県と新潟県で調整し、越前(福井)や越後(新潟)がある「越(こし)の国に光輝く米であって欲しい」という願いを込め、「コシヒカリ」と名付けられました。
その後、新潟県などが栽培を進めた結果、1979年から北海道と沖縄を除く全国で生産され、品種別の生産量トップを守り続けています。
石墨慶一郎氏は「コシヒカリの生みの親」とも言われ、その功績を称えて、生まれ故郷である福井県丸岡町には銅像が建てられています。
現在、「コシヒカリ」は新潟県がトップの収穫量を誇っており、福井県は2割にも満たないそうですが、地元の方々には「コシヒカリのふるさとは福井県」と受け継がれているそうです。
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