「1人で爆笑した」……この使い方は正しい? 間違い?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。12月13日放送分のテーマは「失笑と苦笑」です。
「失笑」という漢字のイメージからか、ギャグがスベったときのように「笑いも出ないくらい呆れること」という意味だと勘違いする方が多いそうです。
「失笑」の本来の意味は「こらえきれず、思わず吹き出して笑うこと」とされています。しかし、文化庁の調査でも、約8割の方が「笑いも出ないくらい呆れる」のように認識しているそうです。
シラケたときの笑い、あざ笑いという意味では「冷笑」などがあります。
また、「苦笑する」という言葉には「苦笑い」「苦々しく思いながら仕方なく笑うこと」などの意味があります。「ミスを指摘され、思わず苦笑した」といったように使われます。
他にも、「爆笑」には「大笑いすること」というイメージがありますが、本来の意味は「大勢の人が一斉に笑うこと」です。「お笑いを見て1人で爆笑した」など、「1人で大笑いする」という意味で使うのは、本来であれば違うそうです。
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晴れの日や雨の日、気分が明るい時、ちょっと暗い時、そんなあなたの朝に『いってらっしゃい』の言葉を届けます。
あなたの朝がいつもイイ朝でありますように・・・