キャスターの辛坊治郎が12月6日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。ブランド総合研究所の「都道府県魅力度ランキング」の2023年の順位に触れ、「日本が大きく生まれ変わるためには47都道府県を完全に壊したうえで、新しい中間自治体、基礎自治体に構築し直したほうがい」と持論を展開した。
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「地域ブランド調査2023」都道府県魅力度ランキング ~株式会社ブランド総合研究所(2023年10月13日)プレスリリースより
これまでも順位を巡って大きな反響を巻き起こしてきたブランド総合研究所の「都道府県魅力度ランキング」の2023年の順位が発表された。1位は北海道、2位は京都府、3位は沖縄県で、茨城県が最下位だった。茨城県の大井川和彦知事は会見で、「コメントする必要はない。ランキングというより、エンターテインメントになってきている」と分析。そのうえで、「自分たちでデータに基づいた幸福度指標という形で、全国における茨城の立ち位置を確認している」と述べた。
辛坊)現在の都道府県の枠組みは、江戸時代の藩制を受け継いでいるところが多いです。これだけ人口の移動が激しくなり、日本全国どこでも同じ通信状況によって情報格差もない時代に、今の都道府県の枠組みはこのままでいいのかと疑問に感じます。日本の発展を阻害しているようなところもありますから、大きく生まれ変わるためには47都道府県を完全に壊したうえで、新しい中間自治体、基礎自治体に構築し直したほうがいいと思います。
現在の基礎自治体で最も小さな村は人口100人台ではないでしょうか。大きな基礎自治体ですと、東京は区ごとに1つの自治体ですが、それでも数十万人規模です。
基本的な自治を行うのに、片や100人単位、片や数百万人となると、いびつになってしまいます。やはり、基礎自治体は人口3万人程度で身近な自治を行い、中間自治体は人口50万~100万人程度に見合った自治を行う方向につくり変えたほうが、長い目で見たときに日本の明日はあるのだろうと思います。
ただ、そうなると大問題が生じます。バラエティー番組「秘密のケンミンSHOW極」(読売テレビ・日本テレビ系)が成立しなくなってしまうんですね。