大川原化工機訴訟 都と国に1.6億円賠償命令 「被告側は命も名誉も経済的損失も負ったのに、冤罪をつくった警察、検察は謝罪をせず、責任も問われないのはおかしい」辛坊治郎が苦言

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キャスターの辛坊治郎が12月28日、自身がパーソナリティを務めるニッポン放送「辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!」に出演。外為法違反(無許可輸出)罪などに問われ、後に起訴が取り消された「大川原化工機」(横浜市都筑区)の大川原正明社長らが捜査の違法性などを主張して東京都と国に計約5億6500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で27日、東京地裁が「必要な捜査を尽くさなかった」として、都と国に計約1億6000万円の賠償を命じたとのニュースに触れ、「被告側は命も名誉も経済的損失も負ったのに、冤罪をつくった検察、警察は謝罪をせず、責任も問われないのはおかしい」と苦言を呈した。

大川原化工機が東京都と国に損害賠償を求めた起訴で勝訴し、「勝訴」と書かれた紙を示す大川原化工機の大川原正明社長(中央)=2023年12月27日午後、東京・霞が関 写真提供:産経新聞社

大川原化工機が東京都と国に損害賠償を求めた起訴で勝訴し、「勝訴」と書かれた紙を示す大川原化工機の大川原正明社長(中央)=2023年12月27日午後、東京・霞が関 写真提供:産経新聞社

軍事転用可能な装置を不正輸出したとして逮捕、起訴され、後に起訴が取り消された化学機械製造会社「大川原化工機」の大川原正明社長らが東京都と国に約5億6500万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は27日、国と東京都に計1億6200万円の賠償を命じる判決を言い渡した。裁判長は、警視庁公安部と東京地検の捜査は「合理性に欠ける」として違法と認定した。

辛坊)腹が立つのは、この取り調べに関わった警察官や検事の責任は極めて大きいのに、謝罪をせず、責任も一切問われていないことです。被告側の名誉は奪われ、経済的な損失も相当に大きいでしょう。勾留中に胃がんが見つかり、勾留執行停止中、起訴取り消し前に亡くなった会社幹部もいます。警察、検察に命を奪われたようなものです。それにもかかわらず、取り調べにあたった人物、起訴した人物の名前も表に出てこないなんて、おかしいです。こんなことをしていたら、同じことが何度も繰り返されますよ。

番組情報

辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!

月~木曜日 15時30分~17時30分 

番組HP

辛坊治郎さんが政治・経済・文化・社会・芸能まで、きょう一日のニュースの中から独自の視点でズームし、いま一番気になる話題を忖度なく語るニュース解説番組です。
[アシスタント]増山さやかアナウンサー(月曜日~木曜日)、飯田浩司アナウンサー(木曜日のみ)

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