日本人受賞者たった3人「フィールズ賞」 ノーベル賞より狭き門?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月1日放送分のテーマは「4年に一度授与される賞」です。
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※画像はイメージです
4年に一度授与される賞の1つに「フィールズ賞」があります。カナダの数学者ジョン・チャールズ・フィールズの提唱で、1936年に創設されました。若い数学者の業績を称え、将来の発展を励ますことを目的としています。
「数学界のノーベル賞」とも言われる権威ある賞で、4年に一度開催の「国際数学者会議」で授与されます。4年に一度という条件に加え、対象者の年齢が原則「40歳以下」と定められていることから、「ノーベル賞よりも狭き門」という声もあるそうです。
日本では、1954年に小平邦彦氏、1970年に広中平祐氏、1990年に森重文氏と、計3人の数学者が受賞されています。
前回(2022年)の授賞式では、3人がフィールズ賞を受賞しました。そのうちの1人が韓国系アメリカ人で数学者のホ・ジュンイ氏です。実は、ホ・ジュンイ氏は韓国で広中平祐氏の数学の授業を聞き、数学に興味を持つようになったとされています。
彼はいろいろな話を聞くうちに、「数学をすることが自分にとって自然なこと」と感じるようになったそうです。