京都「八ツ橋」 名前の由来って何なの?
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あなたの朝がいつもイイ朝でありますように---ニッポン放送『羽田美智子のいってらっしゃい』。3月11日放送分のテーマは「八ツ橋」です。
全国的にも有名な「門前菓子」として、京都の「八ツ橋」があります。米粉や砂糖、香辛料のニッキなどを混ぜた生地を堅焼きしたお菓子です。また、生地を焼かず二つ折りにしたものが「生八ツ橋」です。
生八ツ橋に小豆のあんを挟んだものもありますが、製造する会社によって呼び名が違います。例えば「美十」でつくられる銘柄は「おたべ」。「本家 西尾八ツ橋」の銘柄は「あんなま」。「聖護院八ッ橋総本店」の銘柄は「聖(ひじり)」。「井筒八ッ橋本舗」の銘柄は「夕子」です。
「八ツ橋」という名前の由来には諸説あります。例えば、平安時代の歌物語『伊勢物語』にも登場する三河国(みかわのくに)……現在の愛知県で、川に8つの橋をかけた言い伝えを知ってもらうため、橋の形に似せたお菓子をつくったとする説。
また、江戸時代の琴の名人、八橋検校(やつはし・けんぎょう)に由来する説もあります。検校が亡くなったあと、墓がある寺・金戒光明寺(通称:くろ谷さん)の参道で検校を偲び、琴の形に似せた焼き菓子を「八ツ橋」という名前で販売したとする説です。
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